引用文献の手入力、ダメ、ゼッタイ。Wordの自動入力ツールを使うべし

先日投稿したWordを使った引用文献のつけ方に関するtweetですが、投稿当初は「こんなんみんな知ってるよな」と思っていたものの、思いのほか反応が良かったために「お、それほど知られてなかったのか」ということが分かりました。

 

ですので、もうちょっと詳しくお伝えしていこうと思います。

 

 

引用文献ってなに?

引用文献は、あなたの主張を支えてくれる土台のようなものです。

たとえば「タバコは肺癌の罹患リスクを上げる」という際に、ただそう口にするだけでは何の証明にもなりません。

 

無名の人が言おうが、タバコで肺癌になった人が言おうが、テレビに出ている有名人が言おうが、誰が言おうがこの言葉だけではも証明されていないのです。

 

ですので、そんな時にあなたの主張を支えるために引っ張ってくるのが引用文献です。

引用文献を付けることにより、「タバコと肺癌に関しては、〇〇という学術雑誌に、○○な研究が出ていて、私はこの結果をもとにタバコが肺癌の罹患リスクを上げと言っているんだよ」と読者に説明することができます。

 

 

本や教科書を読んでいると、その章の最後に数字と、記事や論文の名前が沢山並んでいるのを見たことがありませんか?

それが引用文献リストです。

 

本文中に引用文献の情報をいちいち書き込んでいくと、文がごちゃっとしてしまい分かりにくくなるので、最後にまとめて引用文献を載せるようにしているんですね。

 

 

 

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引用文献、どうやって付けていますか?

この引用文献ですが、おそらく学校でレポートや論文を書いたことがある人であれば、自分で付けたことがあるのではないでしょうか?

 

その時、どうやって付けていましたか?

中には手入力していた人もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

しかし、この手入力と言うのは私はあまりおススメできません。

理由としては、

  1. タイトル、雑誌名、掲載年月など細かい情報を沢山入力するので、打ち間違えるリスクが高い
  2. 本文中で文章の場所を変えたり、削除したりするたびに引用文献をいじる必要がある
  3. 論文の投稿先により要求される引用文献の付け方が違うため、毎回手入力するのはかなりの手間になる

 

私も学部時代に卒論を雑誌に投稿した時には引用文献を手入力しており、痛い目を見ました。

何度も推敲を加えているうちに引用文献がごちゃごちゃになってしまい、「あれ、この文章の引用文献間違ってるぞ?」、「本文と違う順番で引用文献が並んでいるんじゃないか?」と混乱してしまいました。

 

 

 

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引用文献は自動で付けよう

この引用文献ですが、Wordの機能を使えば自動で付けることができます。

 

論文管理ソフトをインストールしよう

まず、EndnoteやMendeleyという論文管理ソフトをパソコンにインストールしましょう。Endnoteは数万円かかるので、そんなにお金はかけたくないという人には無料のMendeleyをお勧めします。私もMendeleyユーザーです。しかしこのMendeley、何だか突然挙動がおかしくなったり、ダウンロードした論文の書誌情報をうまく読み取ってくれないこともあり、若干のストレスもあります。

私は経験したことはないのですが、研究室の先輩はMendeleyに入れていた論文が突然消えてしまったということがあったらしく、それ以降はEndnoteを使っているそうです。

 

 

ちょっと見にくいですが、これが私のパソコンのMendeleyの画面です。

 

話がそれますが、Mendeleyはクラウド上で論文を管理してくれるため、大学のパソコンで保存した論文をスマホやiPadで読むということもでき、論文を読むための強い見方となってくれますので、まだMendeleyにしろEndnoteにしろまだインストールしていないという方にはインストールすることをお勧めします。

 

 

Wordに論文を読み込む

論文管理ソフトがインストールできたら、さっそくWordで使ってみましょう。

 

まず、MendeleyとWordを同期させる必要があります。

Mendeley側の上にあるToolsという項目を選ぶと、”Install MS word plugin”というボタンがありますので、そこをクリックです。この時、Wordは閉じておくようにしてください。

 

すると、Wordの”参考資料”に次のような項目ができます。

 

文章を打ち、引用文献を付けたいところにカーソルを置いたまま、Wordの”参考資料”を開きます。

 

 

すると、”Insert Citation”という大きなボタンが左側にあるのが分かりますでしょうか?

このボタンをクリックすると、引用したい文献を検索するページがWord上に登場します。

あとはここで引用したい論文を選び、エンターで挿入するだけ。

 

上の「引用を付けたい文章」というのが本文で、その後ろに論文の情報がくっついているのが分かるでしょうか?

 

 

また、下には引用文献の一覧がついています。

 

こちらのページの”Insert Bibliography”というボタンを押せば、本文中に挿入した引用文献をまとめて挿入してくれるのです。

 

 

いちいち手入力していた時と違い、これならば一瞬で引用文献を付けることができますね。

さらに、本文中の文章を削除した際には、勝手に引用文献リストから削除した引用文献も削除されます。文章の前後を入れ替えた際も、それに合わせて引用文献リストの引用文献の順番も入れ替えてくれるので、ほぼ手間がかかりません。

 

 

また、上の画像に”Style”を書かれた項目があるのが分かるでしょうか?

ここで引用のスタイルを指定することができます。

めんどくさいことに、論文の投稿規定というのは各雑誌様々であり、投稿先を変えるたびにこの引用スタイルも変えなくてはならないのです。Wordの機能を使えばそれも一瞬でやってくれるので、再投稿のストレスが少なくなりますね。

 

ただ、論文管理ソフトに入っている書誌情報が間違っているとこちらの引用文献の情報も間違ったものが挿入されてしまいますので、必ず自分の目でWordの引用文献の情報を確かめることを忘れないでください。

特にMendeleyユーザーの方は、かなりの確率で書誌情報が正しく入っていないことがあるので、要注意です。

 

 

 

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まとめ

引用文献を入れるためには、

 

  1. 論文管理ソフトをダウンロード
  2. Wordの”参考資料”機能を開く
  3. 挿入したい文献を選んでクリック

です。

 

 

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