東京大学公衆衛生大学院の受験について⑥ 【点数配分と傾向の変化】

今年からSPH入試の配点が変更になりましたので、その影響について考察します。

なお、配点はSPH受験ブログである『東大SPHを目指す貴方へ』様から引用させて頂いています。
こちらはSPH受験に対して恐らく最も精力的に執筆されているブログで、過去問のオリジナル回答なども作成しております。
SPH受験生の方は必見です。

 

画像は『東大SPHを目指す貴方へ』様のブログから抜粋

 

 

着目すべき点としては、

①統計の配点が20点と大幅に減少していること
②記述問題の配点が120点と大幅に上昇していること

でしょうか。

 

これは、SPHを目指す看護師にとって朗報だと私は捉えております。
看護師の方にとって恐らく最も苦痛である科目は英語、統計でしょう。
しかし、今回の傾向変化によってSPH入試における統計の重要性は低下しました。

 

では、一方で重要性が増加した記述問題、【専門】についてはどうでしょうか。
記述問題ということで、タフな印象を持たれる方もいるかもしれませんが、実はこの【専門】ですが、しっかり対策しておけばそれほど難しい科目ではありません。
詳しくは以前のブログで書いてあるので、そちらを参照にして欲しいのですが、選択対象である9項目の中には、簡単な知識、常識で対応できるサービス問題も含まれています。

「とか言って、結局は専門的な勉強が必要なんでしょ?」と思われるかもしれませんが、これらの問題で求められているのは疫学、公衆衛生の基本書を開けばどこにでも掲載されているような基礎知識です。
ですので、前提知識がない方だったとしても、基本書を通読し、過去問から幾つか例題を経験しておけば、問題に取り組むコツは十分に習得できると私は感じています。

 

「東大なんて」と思い、SPH受験を初めから除外している看護師に方には、ぜひとも諦めずに実際の過去問にも目を通してみて欲しいです。
応用力が求められる学部入試と違い、SPHの問題はどれも基本的な内容であり、決して難しくありません。
短期間の努力でも十分に対応可能な難易度です。
配点の50%を占める【英語】が得意な方にとっては、入試はなおのこと簡単なものに思えるかもしれません。

 

SPHの強みはコスパの良さです。
入試の簡単さ、学費の安さに比べて、受けられる教育の質、キャリアにおけるインパクト、そして留学や学費免除などの制度は非常に優れたものになっています。
私としては一人でも多くの看護師がSPHに入学し、自身の目標に近づくとともに、日本の看護界全体の底上げになれば良いなと思っております。

看護師の皆様、どうか”東大”というネームバリューに臆することなく、どんどん挑戦してください。
しっかり準備さえすればSPH受験は難しくない、恐るるに足らず、です。

 

なお、具体的な東大SPHでの生活については別マガジン『大学院看護師の日常』にて時おり触れさせて頂いています。そちらも無料公開ですので、ご興味がある方はぜひご覧くださいませ^^

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